本年度の国際奉仕委員長をお引き受けした時にはタイからのGSEの受け入れ担当がわがクラブになっていたことは正直なところ意識していませんでしたので、後日そのことを告げられてそれは大変だと思いました。
先ず一番先に考えたのがホストファミリイの確保をどうするかでした。次が個人研修の研修先の確保です。グループの研修、そして研修先については、先例もありまたわれわれ国際奉仕委員(現在私を含めて4人、高木宏寿副委員長、酒井俊樹会員、野村忠司会員)で手分けをすれば良いと思ったのでさほど困難だとは思いませんでした。
しかし、幸いなことに、増山会員、高木会員、そして鎌田幹事(実際には娘さんのお宅で、しかも二人を)がすぐに協力を申し出て下さり、GSEメンバーについてはすぐ全員が決まりました。残るはチームリーダーについてのホストファミリイ。やはり、それなりのご家庭でないと、という思いから何軒も当たりましたが、うまくいきません。
思いあまって、会長・幹事と相談の上、丸山ガバナー補佐に御願いしましたところ、お引き受け下さり、救われました。本当にこのことで、このお引き受けは成功したと思いました。何故なら、以前にもロータリー奨学生の素敵なホストファミリイになっていただいていたからでした。
さて、次の研修プログラムでしたが、これについて国際奉仕委員はじめ、多くの会員が快く協力してくださり感謝でした。
先ず、助けられたのが山際会員の申し出でした。すなわちGSEチームの移動については自社のマイクロバスを提供してくださるということ。そして、そのうちの殆どを自ら運転して奉仕してくださったのでした。

次に、国際奉仕委員はそれぞれ、グループ研修の一日、あるいは半日について責任を持っていただいたことでした。高木副委員長については、ホストファミリイとしてお引き受けいただいた他に、グループ研修の第一日目を担当してもらいました。また、酒井委員には第2日目のグループ研修を担当してもらいました。
その結果、別紙のようなプログラムで実施できたのでした。(といっても、最後に計画が出来上がったのは受け入れの2週間前でしたが・・・)
研修の実施に当たって心がけたのは、札幌は最後の週でもあり、これまでの3週間、各地での歓迎や研修で疲れているということを想定して、できるだけゆったりとした内容にするということでした。すなわち多くのところを忙しく訪問し、研修するのではなく、じっくりと訪問してもらうということでした。
札幌では大倉山のジャンプ台、そしてウインタースポーツミュージアムを見学した後は札幌ドームの見学をし、また回転寿司のランチをゆっくりと食べてもらいました。

また、研修中に良い意味での思わぬハップニングもありました。それは、知事への表敬訪問に際して、北海道庁内で、引率していた高木副委員長のご父君の高木道議会議長にお会いして、スムースに副知事を訪問できたこと、また道議会議場までも案内していただいたことでした。
また、小樽南RCおよび小樽RCの協力により、小樽での研修ができたことも研修の中身を豊かにさせていただいた一因となりました。特に、GSE次期委員長ということもあって実現したのですが、量徳寺の本堂の落成法要に参加できたことは、仏教国タイから来たGSEメンバーとしては忘れえぬ思い出になったに違いないと思います。
またそうした機会があったために、観光都市小樽の運河沿いを雨の中でしたが楽しく歩きましたし、水族館の見学も出来ました。
このようにして、最後の日まで、全員が元気に、いきいきとして研修に参加して、送別会の時にも明るい顔で充実感が溢れていたのを見たので、本当に安心したのでした。
最後の送別会(お別れバーティ)については幌南ロータリークラブの移動例会を兼ねて行なうということで、土谷会長、鎌田幹事以下、クラブ奉仕委員の皆様にはご協力を頂きました。
さて、今回のタイ3350地区GSEチームの受け入れ研修の最後の週を引き受けたことの責任を果し得たとしたら、それは、いくつかの幸運が重なっていたことだといえましょう。
先ず、第一に山名GSE地区委員長がわがクラブの会員であったこと、それによって、多くの情報が常に得られていたこと、クラブ会員全体の協力への気持ちが生まれていたことです。

次に、山際会員、増山会員、鎌田幹事、高木会員、酒井会員、野村会員などの積極的な研修プログラムへの協力の申し出があったこと。そして、土谷会長以下の会員の協力があったことです。
最後に、これは本当にラッキーなことでしたが、北海道大学法学部の大学院博士課程に文部科学省国費留学生としてタイから留学中のサムット・トウンサリーカセート君が通訳を最初から最後まで担当してくれたことでした。すなわち、最適な通訳が得られたことです。最初はGSEメンバー全員が英語ができるので、英語の通訳をと予定していたのでしが、タイ語の通訳が得られるのであれば、それが最適だということで、最後までお願いしたのでした。そのことは、われわれも、殆ど聞くことのできないタイ語を生で聞くだけでなく、研修を非常にスムースに行ない得たことの最大の貢献だったといえます。
以上、研修を終えての報告に代えますが、繰り返しますが、この種の研修は、多くの人の温かい善意の行為により成功するものです。
まさに関係されたすべての人がロータリー精神を発揮していただいたことにより、プログラムが成功したことと、最後の週のコーディネーターとして、ご協力いただいた皆さんに深く感謝を申し上げます。
札幌幌南RCコーディネーター 土橋信男