この度、タイ国・3350地区のGSEメンバーと一週間行動を共にすることができ、たくさんのロータリアンや地域の皆様のお世話になりました。まず始めに、ご協力いただきました方々に、心からのお礼と感謝を申し上げます。
今回の地区大会がいつもと違っていたのは、温泉地で有名な登別市ということもありましたが、私にとってはもう一つ、GSEメンバーを引き継ぐという重大な任務でした。大会場では、留萌クラブの座席のすぐ前にメンバーの席がありました。事前にいただいていた写真と比較しながら、ビデオ撮影させていただき、懇親会場で山名地区委員長、武藤副委員長さんからメンバーを紹介されました。その時に思いもよらぬ情報をいただき、少しあわてました。留萌クラブが受け入れ前の委員会を開催した時に、SARSの事は話題にのぼりましたが、まさかメンバーの一人が水疱瘡に感染していたとは、全くの予想外でした。17日午後7時ころに、貸し切りバスで留萌に到着し、歓迎夕食会となりました。水疱瘡のウェダラットさんは、お茶を1杯とご飯一口、卵焼きが1切れの三分の一、茶碗蒸しも口をつけた程度で、ほとんど食欲がありませんでした。日曜日でしたが、救急で市立病院を受診したほうが良かったのではないかと反省しました。しかし地区委員の井上先生から、適切なアドバイスをいただきましたの

で、月曜日に留萌市立病院を受診し、1週間分の投薬を受け、幌南ロータリークラブさんに引き継ぐ時には、かなり元気になりました。市立病院受診に関しましては、留萌クラブの新井田先生と事務長さんのご配慮に感謝いたします。皮膚科の治療費は、48,000円で旅行傷害保険からの支払いとなりました。
←10月17日(日)留萌到着後の歓迎夕食会
水疱瘡のウェダラットさんは具合が悪そうな感じ
でした。

←10月18日(月)ホストファミリーとの対面
光風館 石亭
新井田会員とパリチャットさん
ノンクランさんと田中
留萌の初日・18日は、ホストファミリーの紹介から始まり、引き続き会員の矢野写真館で和服姿の記念写真を撮りました。メンバーは来日第3週目で緊張も緩み、疲れも出て来る頃です。さらに、登別から移動した翌日ですから、午前中は休養日とすべきでした。記念写真を金曜日までに完成させるという事から、逆算してどうしても初日の撮影になってしまいました。これが第2の反省点です。
今回の研修プログラムを組むにあたり、留萌は見学する所も少なく困りました。木曜日は羽幌RCさん、金曜日は小平RCさんが、引き受けていただけましたので、たいへん助かりました。また朝の出発時間を、初日が9時30分、翌日が10時、羽幌へ行く日は10時30分と、段階的に遅くして、メンバーの朝の準備を、少しでもゆっくりできるように、プログラムを工夫いたしました。

←10月19日(火)
秋田藩・元陣屋(増毛町)
火曜日からの研修スタートは、増毛町の秋田藩・元陣屋、続いて商家・丸一本間家に移動、こちらは一部屋を除いて写真撮影が禁止でした。タイ・3350地区への報告書に写真が必要ではなかったか、せめてGSEメンバーのカメラだけでも写真撮影の許可をもらうように交渉すべきと反省しました。本間家の絵ハガキを購入しましたので、写真の代用にはなったと思います。増毛での

昼食は、海鮮カレーを予約しておきました。食前酒と思い3番目の研修は、国稀酒造でしたがメンバーの皆さんは、試飲の大吟醸をほんの少ししか飲みませんでした。
←10月19日(火)国稀酒造(増毛町)
ソンブーンさんの半纏姿
は違和感がありません。
午後からは個人研修で、留萌信用金庫には、リーダーのソンブーンさんとスナンさんが、麻酔医のパリチャットさんは留萌市立病院の手術室にも入ることができ、虫垂炎の手術を見学しました。留萌高校にはノンクランさんとウェダラットさんのお二人を申し込んでおりましたので、校長先生が3年生の5クラスを全部英語の授業にして、待っていて下さいました。

←10月19日(火) 個人研修
ノンクランさん 留萌高等学校
私はノンクランさんに付き添って授業を拝見しましたが、「水を得た魚」のようにさすがと思わせる授業内容で、生徒の関心を引きつける様子はDVDに記録いたしました。信用金庫の研修の様子は河部エレクトが同じくDVDに記録して下さいました。当然ですが、手術室にはパリチャットさんと、付き添いの女性看護師さんしか入室を許可されませんでした。水曜日は留萌クラブの夜間例会ですので、メンバーの準備もあると思い、研修を早めに切り上げるようにしました。
20日(水)は、留萌市内の水産加工場の見学でしたが、やまか加藤水産の瀬越工場は、留萌クラブ高田会員が設計・管理して9月末に完成したばかりの、HACCPの認定取得するように設計された最新鋭の設備です。今回の見学で「やまか」ブランドと加藤水産の2銘柄が、それぞれスーパーとデパートを相手に卸して、競っていることを地元に住んでいながら初めて知りました。また小売りはしていないので、地元のスーパーは札幌の卸し元から仕入れてくるようです。昼食は市内を一望できる高台のサンセット千望台で、豚丼と特別注文のデザートでした。展望室を貸し切り、ゆっくり昼食を摂ることができました。今回の留萌滞在中で、雨が降ったのはこの日の早朝のみで、出発時には雨があがっており、天気もGSEメンバーを歓迎して、味方してくれたようです。
昼食後は、留萌クラブが寄贈した記念碑のある黄金岬や、海のふるさと館を見学して、午後3時には各ホームステイ先へ戻りました。歓迎夜間例会には、武藤地区副委員長さんと井上地区委員さんが出席して下さいました。井上先生は翌日が診察日のために日帰りされましたが、幌加内産の新そば粉を使い、石うすでの「挽きたて」、例会場で「打ちたて」、「ゆでたて」の三たて蕎麦を賞味していただきました。メンバーにもソバ打ちの体験をし、二次会ではカラオケも楽しんでいただきました。
木曜日の21日は、羽幌RCの例会出席と町長表敬訪問、さらにオロロン鳥の保護をしている海鳥センターの見学もしました。

←10月21日(木) 羽幌ロータリークラブ
ソンブーンさんに後ほど、「特に印象に残った研修は」と質問しましたら、まず最初にこの海鳥センターの自然保護をあげ、大変有意義な仕事をされていることに感心されておりました。二番目は専門用語が難しくて全てを理解できなかったが、留萌信用金庫の業務についてでした。タイにはメガバンクはあるが、信金のように地域に密着した金融機関はなくて、タイにも是非必要だと述べておりました。例会でタイ国紹介のプレゼンテーションのためにプロジェクターが必要でした。しかし私のミスで車に積むのを忘れて、羽幌まで来てしまいました。取りに戻り例会時間にはなんとか間に合わすことができましたが、やはり機材の積み込みは、自分で確認すべきとおおいに反省いたしました。夜は羽幌クラブさんの主催による歓迎会をひらいていただきました。また宿泊は会員の佐渡屋旅館さんに、全員でお世話になりました。
金曜日は天気も良く、風力発電の風車を見ながら小平町へ向かいました。途中ニシン番屋を見学してから、小平RCの例会に出席しましたが、この時もまたミスをして、宿に忘れ物をしてしまい羽幌の幹事さん運転の車が、苫前町から羽幌へ引き返して下さいました。本当に申し訳ございません。

←10月21日(金) 小平ロータリークラブ
例会後、光風館に戻り荷物の整理をしました。留萌へ来た時は12個でしたが、幌南RCのホストファミリーへ送った荷物の総数が16個に増えておりました。留萌クラブでは地区の指示を守り、お土産は準備しておりませんが、増えてしまったようです。荷物も発送し、ようやく夕方一息つく事ができました。午後6時からの送別会は、理事・役員とホストファミリーも交えて和やかに行われました。
金曜日の夜は、コーディネーターにとってホッとする瞬間で、1週間前に上磯RCの張江さんから
いろいろとアドバイスの電話をいただき、その時の気持ちが良く理解できました。
23日(土)、留萌最後の日になってしまいました。ゆっくり遅めの朝食をとっていただき、光風館のまわりの駅前商店街を散策後、いよいよ出発の時間となりました。留萌クラブの会員の見送りで、留萌駅も久しぶりの賑わいでした。2時間5分で札幌駅に到着し、無事札幌・幌南RCさんに、引き継ぐことができました。
今回の経験は、1980年に留萌ロータリークラブに入会させていただき、最大・最高のものでした。たくさんの失敗もし、ご迷惑をおかけ致しましたが、皆様のご協力のお陰で、なんとか務めることができました。特に留萌クラブを担当してくださった、武藤地区副委員長さん、井上地区委員さん、金坂地区委員さんに、心からの感謝を申し上げます。『ありがとうございました。』

←10月23日(土)
ウェダラットさんのホストファミリーの二ノ宮会員は、函館出張の帰りを札幌駅で途中下車してくれました。知らされていないウェダラットさんは、再会できて、とても嬉しそうです。
(JR札幌駅・4番ホームにて)
留萌R.C. 田中公一